■生まれ変わりの村とは

世界は変わる

考えてもみて下さい。川に行ったら婆さんがスープを煮ている。いくらタダでも飲みますか? しかも婆さんは「いいのかい?」と言っているそうです。メチャ怪しくないですか? 「いいのかい?」って地獄への誘いみたいでしょ?
 
ちなみにこれが忘却のスープだとは言わないそうです。「お婆さん、それ何ですか?」「ヒッヒッヒッ」「飲んでみようかな」「いいのかい? ヒッヒッヒッ」あなたに聞きたいです。こんな不気味な婆さんのスープとやらを飲みますか?  
 
婆さんの不気味さもありますが、それに輪をかけて不思議なのは前世記憶という現象です。記憶は自分の脳みそにあるのではないですか? 記憶力が悪いのはこんな自分を産んだ親のせいだと思っていないですか?(笑) 
 
懐疑的なことはまだあります。あの世を探査する方法として臨死体験や体外離脱、そして霊能者による死者との対話などがあります。しかし前世記憶を保持する方法に誰も遭遇していません。「婆さんが煮ているスープだ」なんて言う人はもちろん皆無でした。
 
羽の生えた可愛い天使とか、イケメンの神の使いがスープを配っていれば、納得する人も出そうです。「お疲れ様、今回の人生よくやったね」とか言われれば、舞い上がるでしょう。飲めば霊格も上がりそうです。来世へのやる気も出ます。しかし不気味な婆さんでは? 
 
ところで婆さんであるメリットもあります。それは水平的な関係だということです。羽の生えた天使とかイケメンの神の使いは、上下的な関係を意味します。「お疲れ様、今回の人生よくやったね」はまさにそれです。「いいのかい?」という婆さんの台詞は水平的です。
 
 
羽の生えた天使とか神の使いとかいう単語が出ましたが、あちらの世界では評価されたいと思っていませんか? 神のような存在ではなくても、仏教のような悟りの世界もあると思うのです。悟りまではいかなくても少しはステップアップしたいと。
 
それでもこの映画がきっかけで歴史が変わると思いませんか? だって「私」が死なない方法が公開されるのです。いますぐに変わらなくても徐々にです。あの世からの生還者が増えてくれば時空の秘密も分かってきます。



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