■生まれ変わりの村とは

「生きていくのが楽になった」

 
 読者からの手紙・ハガキが1773通来ています。
 その中で多いのが「生きていくのが楽になった」です。
 
 実はこういう感想が多いとは思っていませんでした。
 なぜなら、生まれ変わりの村の情報は
 
「あの世には光のシャワーがあり、お花畑が続いている」
 
 という定説をくつがえしているからです。
 羊飼いをして平凡に暮らしていた人も、そういう世界には行きませんでした。
 行った世界は、安住の地ではありませんでした。
 
 なのになぜ「生きていくのが楽になった」のでしょうか。
 
 それは、自殺した人も、行った世界が同じだったからだと思います。
 その情報は「罪と罰」、「飴とムチ」の世界から開放してくれました。
 
 こんなことを実験した心理学者がいました。
 幼稚園児をふたつのグループに分けます。
 ひとつは「罪と罰」、「飴とムチ」を与えるグループです。すなわち管理する世界です。
 もうひとつは、ほっておくグループです。
 一番いい絵を描いたのは後者なのです。
 
 あの世の情報は、この世にも影響すると思いました。