■生まれ変わりの村とは

サンプラザ中野くんさんとお会いしました

「サンプラザ中野くん」が正式芸名なので、サンプラザ中野くんさんと呼ばせていただきます。
 
 会った場所は不思議研究所です。
 彼は開口一番言ったことは


「うわ~、ちゃんとした、大きな研究所なんだぁ!」
 
 はい・・(笑)
 
不思議研究所と聞いてUFOの写真とかが貼ってある、小さな部屋を想像したのかも知れません。
 しかし不思議研究所は、普通の事務所なのです。
 女子所員も、ピッチリとした銀のスーツなんて着ていません(笑)。
 
 そんな話よりも、サンプラザ中野くんさんと話した内容が大事です。
 実は私は、彼の本を買って読んでいたのです。
 それは「平和なカラダ」という本です。


「平和なカラダ」/ サンプラザ・ホメオパス・中野 / 1680円
 
 この本は、大変に面白かったです。
 まずは、文体です。
 健康関係の本は普通「教えてやろう」というスタンスがありますが、まったくそれがありません。
 特に対談形式なので、読んでいても飽きません。しかも対談相手は高校の先輩なので、話も面白いです。
 
 ホメオパシーのことを書いた本なのですが、サンプラザ中野くんさんの流派はクラシカルホメオパシーです。
 圧巻は最後のところです。
 サンプラザ中野くんさんが対談相手(先輩)に対してホメオパシーの処方をするのですが、この問答が宇宙の真理を現しているのではないかと思ったのです。
 というのは、病気の症状にまったく関係ないような問答も続くからです。そこから処方すべきレメディ(非常に希薄な・あるいは物理学的に中身のない「薬」)が決定されます。
 
 私は問いが宇宙を動かしているのではないかと思っています。
 量子力学では有名な実験があります。
 実験装置は以下のようなものです。


jikken.jpg


左から電子を発射します。
途中に穴をふたつ開けたスリットを置きます。
でも最初は一方の穴を塞ぎます。
 電子はもう一方の穴(開いたほう)を通りスクリーン(印画紙)に当たります。
 スクリーンには当然点が一個できます。これは電子が粒子である証拠です。
 
しかし塞いだほうを開けて、穴を二個にしたらどうでしょうか?
 スクリーンには縞模様ができるのです。この実験で、電子は波動にもなりうることが証明されたのです。
 
 ところがもっと面白いことを実験した科学者がいるのです。
 穴をひとつ塞いで電子を通過させます。そしてまだスクリーンに届いていないときに塞いだところを開けて、穴をふたつにするのです。
 すると何と、スクリーンには縞模様が写るのです。
 
 おかしいじゃないですか?
 だって電子はすでにひとつの穴を通過したはずです。
 そのあといくら穴をふたつにしても、もう遅いはずです。
 
 これが量子力学では、観察者の行動が影響すると言われるゆえんです。
 でもこういう風に言い換えた科学者もいました。
 
「自然界は我々が問いを発するのを待っている。その問いに合わせる形に自然界そのものを変えてしまう」
 
 サンプラザ中野くんさんのレメディ決定に至る問いは、まさにこれだと思うのです。
 そして希薄なレメディが悪い部分を退治するのも、レメディは物質として働いているのではなく、波動として働いているからだと思うのです。
 
 我々の地球は太陽に生かされているようなものです。でも太陽光線は真空の宇宙を飛んできます。これは波動の状態です。そして地球上のあらゆる生命体に恵みを与えます。
 
 これが「生まれ変わりの村」にどう関係するかと言えば、あの世は波動で成り立っていると思うからです。
 生まれ変わりの村の証言によれば、あの世では川に入っても足が濡れないと言います。
この科学的解釈に挑戦しましたが、私が書いたのは物質的な視点からでした。
 でもサンプラザ中野くんさんとのやりとりの中で、波動ならば、水(物質)として身体にまとわりつかないと思いました。
 
 この他にも、彼はたくさんのインスピレーションを私にくれました。
 臨死体験者はなぜお花畑を見るかという彼の仮説も、まったく否定することはできないものでした。
 
 最後にサンプラザ中野くんさんは、「生まれ変わりの村1」を評して言いました。
 
「死んだ人を否定するような存在が誰もいない。逆に言えば全部を肯定してくれている。直接的ではないけれど、とても癒される本です」
 
 帰るとき、所員全員に握手をしてくれました。
女子所員は帰った後、喜びの声を上げていました。

サンプラザ中野くんさん、本当にありがとうございました。



「平和なカラダ」にサインしていただきました。

 
サンプラザ中野くんさんの公式ブログのアドレスは以下です。

http://web.mac.com/bakufu3/